sが末尾に付くT4xxは、性能が高いThinkPad Tシリーズの中でも特に薄型・軽量を特徴とする製品で、 大画面を必要とするモバイルユーザーにニーズがあります。

過去にモデルにおいても、s付きのTシリーズは14型サイズというサイズであるのにもかかわらず薄型軽量化を実現しており、 新モデルが出るたびにすごいと思ったものですが、最近ではその傾向が顕著になり、新しいT460sではなんと12.5型のXシリーズ並の軽さを実現しています。

私自身が長く12.5型のXシリーズを利用しているため、どうしてもXシリーズと比較してしまうのですが、 このThinkPad T460sは12.5型のXシリーズ並に・・と言うよりは、初代ThinkPad X1 Carbon並の薄さ・軽さを目指して作られたそうで、 今回実際にその数値を達成しているのですから驚きです。

実際、見ていて非常に薄いと感じます。

ちなみに ThinkPad X1 Carbonは T460sと同じ14型のモデルですが、 2016年に登場した新モデルは旧モデルよりもより薄く軽いボディを実現していますので、 単純に14型のモバイルノートが欲しいというのなら、そちらを選択しても良いと思います。

しかし、Tシリーズは外部GPUなどやや性能の高いパーツも搭載できるため、 ある程度の性能が必要な方だとどうしても選択の矛先がTシリーズにならざるを得ません。

ですので、やや高い性能をモバイルノートにも求めるという場合、今回のT460sの薄型軽量化を嬉しく思っているユーザーは決して少なくないのではないでしょうか。

ThinkPad T460s 製品情報はこちら

	筐体の厚み（最小）	重量（最小）
ThinkPad T450s	20.65mm	約1.54kg
ThinkPad T460s	16.9～18.8mm	約1.32kg
初代ThinkPad X1 Carbon	16.9～18.8mm	約1.36kg
最新ThinkPad X1 Carbon	14.95-16.45mm	約 1.18kg

ThinkPad T460sは、初代のThinkPad X1 Carbon 並の薄さ軽さを実現しており、旧モデルであるT450sと比較しても大幅に薄型軽量化されています。

最新のThinkPad X1 Carbonの14.95-16.45mm、約1.18kgという厚みと重量にはかなわないものの、T460sのスペックでここまでのサイズを達成できたというのには本当に驚かされます。

薄く軽く、かつ性能の高い大画面ノートの購入を検討しているというユーザーには、T460s以上のモデルはないと言ってよいでしょう。