ThinkPad T460sのバッテリの持ちを実際に測定
ThinkPad T460sのバッテリ駆動時間を測定してみました。
14型WQHDの液晶やCore i7-6600U、メモリ8GB、256GB NVMe SSD、GeForce 930M(2GB)という構成を持つモデルの駆動時間です。 バッテリの測定方法については、bbench(バッテリーベンチマーク)というバッテリ残量と電源の状態をログに保存する事ができるソフトウェアを利用しました。 測定を開始してからバッテリの電力残量が残り僅かになるまでの間、繰り返し自動で登録したWebサイトの巡回やキーストローク(キーの疑似入力)を実行してくれる便利なソフトウェアです。 キー入力やウェブサイトの巡回など、軽めの作業を行った場合のおおよそのバッテリ駆動時間を知る事ができます。 あくまでも上記構成のモデルを利用し、軽めの作業を行った場合のバッテリ駆動時間ではありますが、自分に利用環境でどの程度バッテリが持つのかをおおまかに予想できる参考情報となるのではないかと思われます。 2基の3セルバッテリを内蔵
ThinkPad T460sには、3セル(23.5Wh)のフロントバッテリと同じく3セル(26Wh)のリアバッテリの2基が標準搭載されています。計49.5Whのバッテリ容量です。
いずれも内蔵型のバッテリであり、取り外しやカスタマイズは行えませんが、 薄型軽量の筐体ながら比較的長いバッテリ駆動時間を実現しています。 ThinkPad T460sの電源状況。 標準搭載されているソフトウェア、Lenovo Settings内の「電源・省電力」という項目より閲覧できます。 各バッテリのより詳細なデータを閲覧する事も可能です。 最初のうちは不具合が出る事もあまりないと思いますが、 長く使っているとバッテリの状態が悪くなる事もあると思います。 そういった状況を確認するためのツールです。
以下、bbenchで計測した結果です。
ディスプレイの明るさは50%に設定しています。 バッテリの電力が100%の状態より測定開始し、5%で休止状態へ移行したようです。 休止状態へ移行するまでに、約11時間(39789秒)かかっています。
キー入力やWeb巡回など、軽い作業しか行っていないとはいえ、掲載モデルの構成を考えるとバッテリの持ちはかなり良いです。
外部GPUを搭載しているため、重めの作業を行った場合だとあっという間に駆動時間が短くなってしまうという事は考えられるものの、外出時でも十分に実用的だと思える程度の駆動時間です。
なお、バッテリ駆動時間は製品の構成をはじめ、利用環境によって大きく変化します。
今回のモデルは、T460sの中でも特にハイスペックなモデルであるため、 掲載モデルよりもスペックの低い構成の場合は、もう少し持つと考えて良いと思いますが、画面の明るさやキーボードバックライトの設定、電源設定の内容によっては想像とは違った結果が出る可能性があります。 あくまでも参考値だとお考えください。
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