タッチ搭載でも重くない!ThinkPad T460sのタッチモデルはインセルタッチを採用

ThinkPad T460sでは、ディスプレイに14型フルHDのIPSのノングレア液晶、 WQHDのIPSノングレア液晶、そしてフルHDのIPS マルチタッチパネルを選択できるようになっています。

個人的には、実用性を考えるとフルHDのノングレア液晶がベストな選択だと思うのですが、たとえ14型サイズのノートであっても、タッチ操作に対応していると何かと便利な場面も少なくはないため、タッチ液晶の選択を検討しているという方もおられる事でしょう。

ただ、ノートPCにタッチパネルを搭載した場合、ノンタッチの液晶を搭載した場合に比べて大幅に重量が増してしまうパターンは少なくはなく、 特にT460sは旧モデルと比較して大幅に薄型・軽量化されているだけに、 タッチ液晶を搭載した場合の重量増は大きなデメリットだと考える人もいるはず。

しかし、T460sにはインセル方式と呼ばれるタッチパネルが採用されており、タッチ液晶を搭載した場合の重量増が殆どありません。

インセル方式のタッチパネルとはその名の通り、タッチセンサーを液晶の中に組み込んだパネルの事で、 一般的に用いられる事の多い、タッチセンサー やカバーガラスを液晶に外付けするアウトセル方式のタッチパネルに比べると、部品が一体化されている分重量の変化が小さくて済みます。

重量増が小さいだけではなく、インセル方式の採用でパネル全体の厚みを抑える事もできますし、 タッチ搭載の液晶に起こりやすい透過率の低下や反射もないなど、数多くのメリットを得る事ができます。

タッチパネルは不要という方にはどうでもよい事かもしれませんが、 タッチ機能はあった方が便利だけれど重たくなってしまうのはちょっと・・と言う理由でタッチパネルの搭載を諦めようとしている方には、 ちょっとした朗報かもしれません。

ThinkPad T460sの重量
タッチ無し 約1.36kg
タッチ有り 約1.43kg

重量は選択する構成によって多少上下しますが、タッチ有りの構成と無しの構成とでは僅か0.07kg(70g)という重量差であり、 殆ど重さが変わらないと言っても良いでしょう。

旧モデルにあたるThinkPad T450sの場合、タッチ有りと無しのモデルでは0.2㎏弱程度の重量差があった事を思うと、 今回のインセルタッチの採用によるメリットは非常に大きいと言えます。

正直、Windowsはタッチ操作にはあまり向いていないOSではありますが、 Windows 10ではタッチ操作に適したタブレットPCモードが用意されている事、またChromeなどのブラウザでは、 スワイプ操作でページの履歴を前後に移動する事ができるなど、用途によってはタッチパネルの方が便利だと思う事が多々あります。

タッチパネルを搭載しても重量が殆ど変らず、また光沢パネルに変わらないT460sであれば、タッチパネルを選択するデメリットはないに等しく、 タッチパネルの構成を選択した方が何かと便利であると感じます。

ただし、T460sでタッチタイプを選択できるのはフルHD解像度のパネルのみであり、 2560×1440ドットのパネルでは選択できませんのでご注意ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加




購入前には必ずチェック!




Copyright © 2016 - ThinkPad T470s のレビュー!. All Rights Reserved.